心配な医療機関は

医療

周囲の人も気をつけて

15人に1人が生涯で発症するとも言われるうつ病は、他人事ではない疾患です。しかし、抑うつ気分は誰にでも日常的に起こる気分ですから、中々不調に気付きにくい疾患です。たとえ気付いても周りに迷惑をかけるわけにいかない、仕事を休むわけにいかないのだと考えて、一人で抱え込んでしまう人も少なくないといわれています。そこで、周りの人の気付きが大切になります。いつもと違う様子が何週間か続いているようであれば、ゆっくりと話を聞いてあげて、治療を拒むようでも体の病気が隠れているかもしれないと説得するのも有効です。話すときは、本人を責めるような接し方や追い詰めるような接し方をしないように気をつけてください。うつ病の治療は精神科などで行っていますが、いきなりの受診は壁が高いという場合は、保健所や精神保健センターに足を運ぶのも一案です。これらの機関では受診が望ましいかどうか判断してくれたり医療機関を案内してくれたりします。うつ病の治療は優良な医療機関で行うのが理想であるものの、その見極めは容易ではありません。主観は人それぞれですから、口コミで評価の高いところが自分に向いているとは限らないのです。場所や診察時間、ホームページで窺える医師の雰囲気で医療機関を決め、診察で医師との相性を確かめ、合わないと感じれば他の医療機関に移る勇気も必要でしょう。自分がうつ病だと認めたくない人もいれば、反対に仕事を休みたいからうつ病だと診断して欲しいという人もいます。数週間にわたって憂鬱で何事にも億劫、焦燥感に駆られるという精神状態だったり、内臓や身体の調子が悪かったり食欲がなかったりした場合は、病気を疑ってください。周りの人が気付くポイントとしては、遅刻や欠席が目立つ、ミスが増えた、口数が減ったなどの症状が挙げられます。暗い状態になっている人に対しては、つい励ましたり非難したりといった接し方をしがちですが、うつ病患者に対しては禁物です。大切なのは話を聞いてあげることで、心配な気持ちを前面に出した接し方が大切です。日常生活が辛く、仕事も休みがちになると、周囲に迷惑だからと退職を考える人は多いです。しかし、うつ病の患者は重要な決断を避けることが基本と言われています。周囲の人も病気に対しての理解を深めたいところです。うつ病は心と脳、身体のバランスが崩れている状態と言えるので、トータルで症状を診てくれる医師が望ましいでしょう。ですから、初診時に患者の症状は脳の機能が落ちていることが原因だと言い切るような場合は危険です。そのような接し方では、診断を誤る可能性があります。ただし本当に身体の病気が原因であることもあるため、身体や血液の検査は必要です。

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